2012年9月28日金曜日

アケボノソウ

山田牧場へ行ってきました。
ハナイカリの時にも出てきたアケボノソウ。リンドウの仲間です。
多くの花は花の中心あたりに蜜が出ますが、アケボノソウは花びらの真ん中の黄色いところから蜜が出ます。
写真のハエのように、ここの蜜をなめようとすると、お腹の辺りに雌しべや雄しべが触れ、花粉が運ばれ受粉する仕組みです。
アケボノソウ(曙草)は、この黄色いところを朝日に、黒点のあるところを夜明けの空に見立てたもの。
たくさん花が咲くと、たくさんの明るい夜明けです。
山田牧場ではこのところの朝夕の冷え込みで、タカネザクラが赤く色づいてきました。カンバやカエデの類はもうちょっと。

すばらしい秋晴れで北アルプスがよく見えました!!
山田牧場が紅葉の頃にはアルプスの高い峰にはもしかしたら初雪が降っているかもしれません。
アルプスの白い峰と青い空と真っ赤な紅葉!!!10月中旬くらいが見頃でしょうか。

2012年9月19日水曜日

立山・雄山3003m

 運動会も終わり、振り替え休日を利用して立山3000m級の山に登ってきました。
アルペンルート室堂から2時間ほどで雄山3003mです。
心配された台風の影響もなく、登山道を登っていくと、眼下の室堂、大日岳、その奥に富山湾、能登半島の先端まで見えるよい天気でした。
 高山植物のお花はほとんど終わり、紅葉にも早かったのですが、色々な動物たちに出会いました。
ライチョウはすぐ足下まで来てくれました。3羽連れの1羽。親子だったのでしょうか・・。
こちらはツキマワグマ。こんなに近くで見るのは初めてです。
かなり人通りの多い登山道を横切って行き、びっくりです!!
観光客の多いところですが、ここは大自然の真っ直中なのだと改めて思いました。

2012年9月15日土曜日

ハナイカリ

山田牧場ではウメバチソウといっしょにハナイカリが咲いていました。
花の形が船の碇(イカリ)に似ているのでハナイカリ。春に咲くイカリソウに花の形は似ているけど全く違うリンドウの仲間。もうひとつリンドウっぽくないリンドウの仲間、アケボノソウも近くに咲いていました。
他にもゴマナ、ハンゴンソウ、アキノキリンソウなどがたくさん咲いていました。秋のお花畑はたくさん咲いていてもなんとなく寂しいのは、花もこれで終わりという感じがあるからでしょうか。

2012年9月11日火曜日

 ブナの森に待望の雨が降りました。
かなりゲリラ的でしたが・・・
これで秋のキノコも顔を出してくることでしょう。
山ほどではないですが、乾いた畑にも少しまとまった雨が降りました。

2012年9月8日土曜日

エゾリンドウ(高山編)

群馬の方にお会いした後、毛無峠から湯沢林道を通ってみました。浅間山麓でも咲いていたのできっと・・と思っていましたが、咲いていました!林道沿いにたくさんのエゾリンドウ。 高山村の山も秋の気配です。
湯沢林道はゲートは開いていて通れますが、走行には十分注意してください。

エゾリンドウとオヤマリンドウの見分け方難しいですが、最近、こんな風に思っています。
花のなかに指を突っ込めるのがエゾリンドウ、小指でも無理そうなのがオヤマリンドウ・・・ちがうかな・・
よくある花の付き方では見分けられないと思ってます。

2012年9月4日火曜日

エゾリンドウ

 この夏は浅間山麓通いが続きましたが、山はもう秋の気配です。
エゾリンドウの花が咲いてきました。
リンドウが咲くと山の花も終わり・・
花が終わると実りの秋です。
クロマメノキはブルーべーリーに近い野生種。浅間山周辺ではアサマブドウと呼ばれています。
 こちらは、コケモモ。クランベリーですね。コケモモは北半球に広く分布していて、ヨーロッパや北米では古くから親しまれてきました。日本のものは実が小さくてちょっと残念です。
 白い実はその名もシラタマノキです。この実はサルメチールの臭いがします。湿布の臭いですね。なので、あまり美味しくはないです。

かなり夏ばて気味だった8月下旬、歩道をはずれて藪の中を一人で歩いていたときのこと、小さな花の写真を撮ろうとしてかがみ込んだ拍子に腰がピシッと音を立てました。腰が痛い!!動かせない・・えーっっ、もしかしてぎっくり腰ってやつ??歩道は遠いし、まして車までかなりあるし、携帯は圏外だし・・このままのたれ死ぬのかと本気で思いました。なんとか自力で帰りましたが、山の中でこんなことも起こりうるのですね。皆さんも気をつけてください。

シラタマノキの実を集めて湿布にしたら効果あったでしょうか・・・?その前にかかんで実を集められなかったですね。